お味噌の作り方

毎年、梅雨明けして本格的な暑さが始まる頃作ります。




〜材料〜

米・・・1升(1.4kg)

大豆・・・1升(1.3kg)

麦・・・3升(4.5kg)

塩・・・1kg

もやし(こうじ菌)・・・2袋


2006/07/27

麦と米を洗って一晩水につけておきます。
麦は、たまにかき混ぜないと底の方が固まってしまうそうです。


2006/07/28
「米こうじ」と「麦こうじ」を 作ります

米と麦の水を切って蒸します。

蒸し上がったら、広げて冷まします。

方言だと思うのですが、写真の木の箱の事を、「もろぶた」と呼んでます。

←こうじ菌の種です。「もやし」と呼ぶそうです。

蒸したお米や麦が人肌まで冷めたら「もやし」をふりかけて、まんべんなく掻き混ぜ、 表面を平らにします。

間に湿気取りの新聞をはさんで・・・。

布団やビニールを被せて丸一日寝かせます。


明日のために・・・

大豆を洗って、およそ2倍の水に浸けておきます。


2006/07/29
一日寝かせた「米こうじ」と「麦こうじ」です。触ると熱いくらい熱を持ってます。
白く粉を吹いたような様子が判るでしょうか?


大豆を漬けておいた水ごとゆでます。(約1時間)。
柔らかくなったら火からおろし、細かく砕きます。(※注 ゆで汁はあとで使うのでおいておきます)
 
実家では写真のような道具を使っていますが、ゆで汁ごとミキサーにかけてもよいと思います。
昔はすり鉢で砕いていたそうです。

米こうじ、麦こうじ、塩、大豆、大豆のゆで汁を合わせ、よく混ぜます。
水分が足りない時は水を足します。
 
混ぜている時「ニチャニチャ」と音が出るくらいが水加減の目安です。

ホーローの容器につめます。
表面を平らに、中に空気が入らないよう、ギュウギュウ詰めにします。

容器の外も中もキレイに拭きます。

 

こうじ菌が呼吸できるように布でフタをして発酵させます。
味噌らしくなるまで週一の割合でよく掻き混ぜます。


2006/08/02
右と比べて左の方が表面がこうじ菌に覆われて発酵が進んでいます。 両方とも同じ日に同じように仕込んだモノですが、保存場所の違いか、 混ぜ方の違いか、どうしても差が出来てしまいます。
左はこれ以上発酵が進むと表面が 緑色になって、混ぜ込んでも黒い塊として残ってしまいます。
表面が白いうちに掻き混ぜるようにします。


2006/08/28
一ヶ月経ちました。右は味噌のアップです。まだまだ「こうじ」の匂いがきついですが、 そろそろお味噌として使えます。さらに熟成すると褐色に変わっていき、味に深みが出てきます。 私はどちらかと言うと熟成した味噌の味が好きですが、「こうじくさいくらいが好き」という人もいます。
季節とともに発酵が進み、味が変わっていくのを楽しめます。
同じ味を長く楽しみたい時は、冷蔵庫に入れて発酵を遅らせます。


おまけ

甘湯の作り方


〜材料〜

ご飯5合分(人肌まで冷めたもの)

米こうじ5合分

水1.8L

(10合=1升=1.8L)

〜〜作り方〜〜

材料を混ぜ合わせ、味噌と同じように常温で保存し、毎日混ぜます。
暑い時期は2日目くらいで甘くなってきます。
好みの甘さになったら火を入れるか 冷蔵庫に保存し発酵を止めます。

「うるち米の替わりにもち米で作る」又は「米こうじの割合を多くする」とおいしい らしいです。


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