ADSLの設定

saturnには PCMCIAカードスロットが2つついているので、 LANカード2枚挿しでネットワークを組む方が楽＆セキュリティの面からも良いのですが、 PCMCIAカードスロットを1つ別の用途で使いたかったので、 LANカード1枚でネットワークを組んでいます。

必要なパッケージ

ppp
pppoe
+α(他にも必要なものがありますが、dselectを使えば必要なものは勝手に入れてくれるでしょう)

あと、カーネルがPPPをサポートしている必要があります。kernelを作りなおした方がいいかも。 →カーネルのコンパイル

pppoeの設定

ADSL で接続に使う、pppoeの設定をします。

/etc/ppp/pap-secrets
/etc/ppp/pap-secrets にプロバイダーに接続するときのユーザ名とパスワードを記述します。

"ユーザ名"＠"プロバイダーの"　＊　"パスワード"
デフォルトである pap-secrets には、コメントで、色々かかれていますが、うっとおしいので、デフォルトのpap-secretsはpap-secrets.org という名前で置いておき、次の1行だけ書いたファイルを作りました。
また、このファイルにはパスワードが書かれているので、必ずパーミッションを６００に変更しておきましょう。
◎/etc/ppp/pap-secretsの内容
hogehoge@hoge.net.jp * himitu_passwd
/etc/ppp/peers/dsl-provider
pppoeの設定です。次の行を修正します。

◎/etc/ppp/peers/dsl-providerの修正ヶ所
user hogehoge@hoge.net.jp ＜プロバイダーに接続するときのユーザ名＞ pty "pppoe -I eth0 -T 80 -m 1414" ＜ MSS の値を変更＞

pppoe の接続テスト
手動で接続してみます。
$ pon dsl-provider ifconfig、netstatコマンドや、/var/log/messages で接続できることを確認します。
例えば、ifconfigコマンドを実行して、次のような ppp0 があればOKです。

ppp0      Link encap:Point-to-Point Protocol  
          inet addr:XXX.XXX.XXX.XXX  P-t-P:XXX.XXX.XXX.XXX  Mask:255.255.255.255
          UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST  MTU:1454  Metric:1
          RX packets:728 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:682 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:3
          RX bytes:168094 (164.1 KiB)  TX bytes:74242 (72.5 KiB)

回線の切断は、
$ poff dsl-provider でできます。

起動時に自動接続させる
サーバマシンの起動時にADSLを自動接続させる為に、/etc/ppp/ppp_on_boot ファイルを作ります。
デフォルトで、ppp_on_boot.dsl ファイルがあるので、ファイル名を変更してもいいですが、僕は、シンボリックリンクを張る方法で行いました。
$ cd /etc/ppp $ ln -s ppp_on_boot.dsl ppp_on_boot
不意の切断にそなえる
意としないときにADSLが切れるのですが、pppoeの設定で切れた時に自動再接続させる設定をしますが、デフォルトで再接続するようになっています。
◎/etc/ppp/peers/dsl-providerの自動再接続の設定の部分
persist ＜切れた時に自動再接続させる＞ maxfail 0 ＜再接続のリトライを無限回にする：追加した＞

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