記録方法
記録方法
流星エコーが聞こえたら、後は聞いていてエコーが聞こえた時刻と、
時々、長時間つづくエコーが聞こえることがあるので、
その継続時間を記録するようにしましょう。
人間が聞いていて、紙か何かに記録して入ってもいいのですが、
ずーっと聞き続けるのは無理ですよね。
そこで、記録作業は機械にしてもらって楽をしましょう。
パソコン
もっとも、楽な方法です。このWebページを見ているあなたは、
もちろんパソコンをもっていますよね。
そのパソコンにサウンドカードが付いていれば、そのパソコンを使って記録しましょう。
パソコンを使う方法は次のページで詳しく説明します。
ペンレコーダ
電圧の変化を紙に記録する装置です。
たまたま、手元にあった、
横河のポータブルペンレコーダType3057です。
以前はこれをつかって記録していたこともありますが、
パソコン&HROFFTで記録するほうが便利なので、今では使っていません。
記録紙が巻物のようにながーくなるので、全体をざーっとみるには見るには向いています。
しかし、流星とノイズとを見分けるのが難しく、流星の数を数えるだけでも大変でした。
たまたま、ペンレコーダーを持っている人以外は使う必要はないと思います。
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- 整流回路
無線機からでてくる音の信号は、交流なので直接ペンレコーダにつなぐことができません。
ダイオードとコンデンサを使って整流(直流に)してからペンレコーダにつないでやります。
そうすると、音の大きさが紙に記録されます。
整流回路の回路図等は後日公開します。
- 記録用紙
実際に観測した記録紙です。
紙の節約のため、3回記録させています。
上の線と下の線とは、紙送りの速さが違います。
紙送りが速いほうが流星とノイズの違いが見分けやすくなりますが、
記録できる時間が短くなります。紙送りが遅いとその逆になります。
また、記録始めと終りには、必ずタイムマークをいれ、
記録用紙に日付と紙送り速度とを書き込んでおくようにしましょう。
そうしないと、あとでいつの記録かわからなくなってしまいます。
録音装置(ビデオデッキ)
録画ではなく、録音に使います。
カセットテープに録音してもいいですが、ビデオテープの方が長時間録音できるので、
テープの交換の手間が省けます。
現在市販されているビデオテープでは、210分テープというものがあります。
3倍モードで録音すると、10時間半の録音ができます。
また、ステレオで録音できるので、Rには無線機の音を、Lには117の時報や
JJYなどを記録しておけば、あとで解析するときに便利です。
また、ビデオカメラで時計を撮影して時刻を記録する方法もあります。
こうしておけば、後で何度でも聞きなおすことができますが、24時間録音したものは
24時間かけなければ全部聞けないということを忘れないようにしましょう。
電器屋さんで聞いた話では、5倍モードで録画できるビデオデッキがあるそうです。
これと210分テープを使うと、17時間半の録音が可能です。
お問い合わせは:山本道成までどうぞ。