みっちゃん(夫) 「なあ、南極に行ってみたい?」
夕食の支度をしていた時、台所にやってきて、そう聞いてきた。
私 「ん〜、そやなぁ。ペンギンとオーロラは一回は見てみたいなぁ。」
「・・・南極越冬隊の公募があるんやけど・・・」
これでピーンときた。
みっちゃんは越冬隊に参加して南極に行きたいな〜と思ってる。
普通なら私に「南極行きたいんやったら、越冬隊の公募があるよ。」と言ってるようにとれるけど・・・。
みっちゃんは、例えば食べたいモノがある時、「これ食べよう」じゃなくて「これ食べる?」と(なぜか)聞く性格なのだ。
私 「行きたいんやったら行ってもええよ。」 めんどくさいので「応募していい?」 という言葉を待たずに答えた。
まあ、行きたいと思っていても簡単に行ける場所でない。「行けるもんなら・・・」というニュアンスも ちょびっとあった(^_^;)
結婚して8年、みっちゃんは「お腹がすいたら帰ってくる夫」だった。
が、私は結婚した時から、
なんとなく、今回のように「どこか遠くに行きたい」と言い出す事があるだろうと思ってた。
これを本人に言うと「え?なんで?」と不思議がるが・・・
「そやかて、あんた。そういうヤツやん。」
みっちゃん 「いくらなんでも今回の募集に応募するのは急すぎるから、次回にしようかな・・・?
会社だって前例がないやろし、色々調べてから・・・」
私 「先延ばししても、年取る分
健康上のリスクは高くなるし、次も今と同じ状況やとは限らへんし、ええことないで。」
別に行って欲しいわけではない。どうせ行くなら、「さっさと行って、さっさと帰って来て欲しい」だけ・・・^^;
南極へ行ってしまったら、ペンギンがかわいくて「もう日本に帰りたない〜」と言い出すかも知れんナ(−。−)
それからのみっちゃんの行動は早かった!
今の職場での身分が保証されていないと隊員になれない.。
つまり、南極にいる間仕事を休まなければならないわけだけど、
その間クビになって無職ではだめなのだ。
・・ので会社と交渉するため、普段は姿を拝むことすらない
雲の上にいるような上役に会いに行ったり、
自分の欠員補助のため人事に掛け合ったり・・・。
仕事場では作業着の夫が、上司に会うため着慣れないスーツを着て休日返上で頑張った!
・・・クビにせず一年以上ヒマをくれる会社があるやろか・・・?
会社の回答は・・・「行ってもいいよ。でも休職でね。」
つまり・・給料無し。
トホホ(^_^;)まあ、予想はしてた。
許可をくれただけでも感謝せねばm(_ _)m
早速、申込書を「極地研究所」に提出!!
ちゃんと「上司の許可をもらっている」と記入
できました。
ここでちょっと「みっちゃん」の紹介
結婚前は、スマートで「ジャニーズ系」と言われていた(誰に?)が、結婚後、徐々に腹が出てペンギンと化す。
本人の希望でこの姿での登場ですが、実物は普通のおっさん。
職業 | 星屋さん。大きな望遠鏡を使って大勢の人に星を見せるのが仕事。 今回、南極にはオーロラ観測のお手伝いとして参加するらしい。 星屋さんが、なぜ気象のお仕事を・・・( ̄_ ̄ i)? |
趣味 | やっぱり天体観測( 流星電波観測 というものをメインにしているらしい )。 電子工作、畑仕事、野鳥保護活動(と本人は言っているが私から見れば ちょっかいを出しているだけのことが多い)。あと、バスケ。 |
嗜好品 | アイスクリーム、アーモンドチョコ、あんこ。コーヒー。お酒は少し。煙草ダメ。 |
南極へ行きたい主な理由 | ペンギンと一緒にオーロラを見上げたい(動機は私と変わらん^^;) |
習性
いじめると図のような動きをして威嚇する。
もっといじめると↑と同じ動きで、私のスリッパの片方だけを遠くに蹴飛ばして抗議する。
今回は第47次越冬隊の公募で、隊員になったら2005年11月末に飛行機で日本を出発。
オーストラリアで砕氷艦「しらせ」に乗って南極へ。
12月〜2007年2月まで観測。観測終了後、再び「しらせ」でオーストラリアへ。
3月下旬にオーストラリア着。飛行機で日本へ帰国・・・というスケジュール。
ちなみに南極にいる間、住民税は払わなくていいそう。
極地研究所から速達が届いた。さて、結果は?
「行っていい」と言ったものの、妻としては複雑。
もし、隊員に採用されて南極に行ってしまったら、
一年半もの間帰って来ないわけだ・・・。
けっこう便利・・いえ、役に立つ、じゃなかった、頼りにしてるんやけどな・・・。
しかし、手紙は
「第一次選考を引き続き検討中。結果については改めて通知する予定です。」
との内容。
「年明けまでひっぱるんかいな・・・。」
前回まで隊員の公募は国家公務員に限られていたのが、
今回から一般からも公募するように
なったらしい。
だからみっちゃんも応募したわけだが、休職扱いで無給というのが問題になっているそう。
パートから帰ってきて、幸せなお昼寝タイムを楽しんでいた時、 みっちゃんからメールが届いた。
−南極行き決まりました−
(ノ゜O゜)ノ油断してた〜(ノ゜O゜)ノ(ノ゜O゜)ノ
あぅ〜、びっくりした (_)
どうやらみっちゃんの職場の方に連絡があったみたい。
年明けどころか、もう2月やんか!!
ひっぱったなあ〜。ひっぱられたな〜。みっちゃんと私( ̄▽ ̄ i)
しかし、ひっぱられていい事が。
無給問題は極地研さまm(_ _)mが、
お給料を出してくれるという事で解決したそう。有り難や〜(-人-)
今月末からさっそく訓練。 全ての訓練をクリアするまでは、正式隊員でなく、「隊員候補」だそう(-_-)
南極行きが決まって、まず疑問に思った事
この寒い真冬に、みっちゃんは雪山に訓練に行きました。
雪の中でテントを張って寝るんだそう・・・ヒー!!o(>▽<lll)o考えただけでも さぶ!!
・・・と人の事、心配していたら有給で休んでいた私の職場から電話。
「4月から来なくていいです。」
クビっすか!!私 8年も尽くして(ウソ)きたのに!!
電話一本でクビっすか!?これこそびっくりしたわ!! (☆_☆)
去年、公社になって、すでに時給100円も減らされてるんすよ・・・。
そして、とうとうクビっすか!?
まさに「痛みを伴う構造改革」
痛いっす!!コイズミさ〜ん(T-T)
人の心配してる場合じゃなかった・・・(*∇*lllゞ大丈夫か私・・・?
まあ、南極に行ってる間は私の実家で待つようにと、
みっちゃんに勧められていたから、どっちにしろ
退職する事になってたかも知れんけど・・・。
(実家は今住んでいるアパートから約200KM離れている)
こういう状況でなかったら、もっとゴネてやるのだが・・・(−_−;)
後一ヶ月でクビとなると、仕事、やる気でえへんなあ。
私が入力してたパソコンのデータ消してやろうか・・・。
困るやろなあ。フフフ( ̄▽ ̄ i)
↑訓練地の写真をつなぎ合わせてみました
訓練から帰ったみっちゃんはヘトヘトになっていたが
「あ〜おもしろかった(^▽^)」と楽しそうに言っていた
。
・・・南極では、きっと力の限りはしゃぐぞ、この人は(i ̄▽ ̄)
笑いながらブリザードの中へでも飛び出しかねん・・・
そんな時「ええかげんにせい!」と、私の代わりにツッコミを入れてくれる隊員サンは
いるだろうか??ちょっと心配(^^;)
冬物が安くなるこの時期に、南極に持っていく服を買いだめしに街まで出かけた。
半額の札がついていたモノが、他のも見てから・・・と
店内を一周してる間に、更に半額になっていた☆
この時期にきて正解〜♪
しかし、どうしても安く済ませられないモノがある。
それは「下着」。
普段使っている綿素材は水分を抱え込んでしまうので、寒冷地では不向きなのだそう。
汗をすばやく発散させてくれる素材の物を購入(スポーツ用とかで売ってるヤツ)。
こういう特殊素材の物は安売りしてくれない(^_^;)
パンツ一枚で、安売りの冬物どんだけ買えるんや!!てなお値段。
今回は南極とは関係ない話。
私がいつも使っているパソコンが壊れてしまった。
正確には「いつも使わせてもらっている、みっちゃんのパソコン」だ。
仕事から帰ったみっちゃんに直して(?)もらう。
みっちゃんが言うには「ハードディスクが壊れた」らしい。
原因は私の使い方が悪かったのか、暑さのせいか?わからないそうだ。
みっちゃんは「ほかにやりたいことがあるのに・・・」てな顔をしながら
パソコン本体のふたを開け、狭い部屋に山と積んだガラクタ部品から
ハガキくらいのサイズの銀色の物体を出してきて
「今まで40ギガのハードディスク使ってたけど、
そんなに要らんやろ?今度のは20ギガにしとくから」
とか言いながら部品らしきものを交換している。
ギガとか言われても私には何のこっちゃら??
「でも、お絵かきしてる時、オチたり重なったりすること結構あるさか、おっきい方がいいな。」と言うと
「それはメモリーの方。じゃあ、メモリーは増やせるだけ増やしとくから。」
といって、板チョコみたいな部品を本体の箱の中にたくさん差し込んでくれた。
私はハードディスクとメモリーの違いも
よくわからないので、とりあえず「わーい」と言っておく(^^;)
ソフトは全部インストールし直し。
元SEのみっちゃんとパソコンを全く解っていない私の
かみ合わない会話は夜中の3時まで続いた。
そして、また使えるようにしてくれた。
ありがとう、夫。(-人-)
「南極行ってる間、壊れんようにしといて。」と頼むと、
「そんな保証できるかい!」と怒られた(T_T)
ちなみに・・・私は最近まで「SE」が「システムエンジニア」の略だと知らなかった。
みっちゃんに「SEって何?」と聞くと必ず「その他のエンジニア」
という答えが返ってきたからだ。
みっちゃんは冗談のつもりだったらしいが、
「システムエンジニア」のことを「その他のエンジニア」
と言い換えることの何処に笑いのポイントがあるのか?
私にはさっぱり解らない・・・。
明日は、みっちゃんの大好きなアイスクリームを買ってこよう。
今日から一週間、みっちゃんは夏季訓練のため長野に出張。
え〜っと何だったけ?
・・・南極観測に関する安全対策、環境保護等に関する講義、訓練。
出発までの打ち合わせ・・・のためらしい。
昨日の夕ご飯、「新タマネギと新ジャガのカレーライス」にしたら、
一番でかい鍋で大量に作ってあるのを見て、みっちゃんは言った。
「一週間、カレーで食いつなぐ気やろ。」
バレたか・・・。
みっちゃん、9月をもって今の職場を退職することになりました。
私 「え〜!身分を今の会社に保証してもらうのが隊員になる条件ちゃうの!?」
みっちゃん 「極地研から給料もらうことになって身分が2つになってしまうから。もちろん帰ってきたら復職できる条件での退職。」
だそうだ。ややこしいなぁ。
みっちゃん 「だから、退職金はない」
・・・て、ほんまに復職させてもらえんの?上手いことリストラされてんちゃうか^^?
南極で生活するために色々な係があるらしい。
野菜を育てる、魚を釣ってくる(南極の魚って捕っていいの?)、
ソフトクリームを
作る・・・係?
昭和基地にはソフトクリームを作る機械があるらしい。
思ってたより南極の生活は充実してるんやね〜。
そういえば、あの有名な戦艦「大和」ではサイダーを飲めた・・らしいが?
そういうちょっとしたお楽しみって大事なんだろなぁ。
みっちゃんはソフトクリーム係希望だそうだ(やっぱり^^;)。
オーロラ見上げながらソフトクリーム・・・食べれるのか?
ちなみに南極で流しそうめんをする時は、氷の上でお湯でそうめんを流すらしい・・・。
みっちゃん、東京へ健康診断に行きました。
3つの病院をハシゴして3日かけて検査するらしい。
ホントならもっと早く健康診断受けてないとダメなんだけど、
無給問題とか色々ややこしい事に手間取ったもんだから・・・
病院に提出する問診表に、趣味や嗜好品、
過去のクラブ活動まで細かく記入して持って行ったのだが、
みっちゃんはパソコンのキーボードを叩いて文章を作るのは平気なくせに
「ペンを持って文字を書く」のが、なぜか苦手。
「あまいって漢字、どう書くんやったっけ?」とか
「中学3年って何歳?」とか聞いてくる。
みっちゃん、辞書を片手に 「クラブかつどうの(かつどう)ってどんな字だっけ?」
私 「生活の活と運動の動」
みっちゃん 「中3って何歳?」
私 「さっき聞いたとこやんけ!」
どうやらプチパニックになっているらしい。
なんで文字を書くのがそんなにイヤなのか?
まるで私が車のハンドルを握った時のようにオロオロしている・・・^^;
こういうみっちゃんの姿はめったにないので、かなりの見物だ。
みっちゃん 「妻は今何歳?」
家族構成も書かないといけないらしい・・・。でもお医者さんが妻の年齢を見て
「ほう、奥さん○才ですか。それは健康上注意が必要ですなぁ。」とか言うんか?
夕方4時くらいにみっちゃんから電話。
みっちゃん 「今日の検査終わった。これから東大に行って来る。」
私 「東大ってあの東京大学のこと?それも極地研の用事か?」
みっちゃん 「ううん。流星電波観測の方。」
・・か、掛け持ちですかぃ?
健康診断だから疲れないよう、じっとしてようという考えはないらしい・・・(-_-;)
それにしても、みっちゃんはいつの間に、
どうやって東京大学とコネを作ったのだろう??ヤツは高卒のはずだが・・・?
朝7時に夜行バスに乗って、みっちゃんが帰って来た。
みっちゃん 「親知らず、抜けって言われた・・・」
なるほど・・・南極には、お医者さんが一緒に行ってくれるけど、
歯医者さんは、おらんもんね。
みっちゃん 「あと、難聴ですねって言われた。」
えっ・・・そうだったん?都合の悪いことは聞こえないフリする、
みっちゃんの性格だと思ってた・・・。
みっちゃんは朝食を食べてすぐ出勤。忙しい人だね〜^^;
午前中だけでも有給もらえばいいのに・・・。
リストラされてヒマな妻は二度寝でもするか。
宅急便でバカでかい荷物が届く。
オーロラを撮る為のカメラらしい。もちろん極地研のモノ。
8月末のテスト撮影まで自宅で預かる。
(かなり嵩張ります^^;)
倉庫と化した寝室に押し込む。
そろそろ引越しの準備も(みっちゃんは南極、私とちゅんたろうは実家へ)しなきゃならないのに、
物が増えてどうする・・・^^;
銀色の物体がカメラの入ったケース。黒い筒は三脚。
ちなみに青いケースには、みっちゃんが南極に持っていく衣類が入ってます。
みっちゃんは早速出して遊んで撮影の練習をしていた。
このカメラ・・ワンセットでうちの車3台買える。ヒー(>▽<;||)
・・・家に置いてる間、壊れたりしませんように・・・
セールスの電話があった。
メンドクサイので
「もうすぐ引っ越すので必要ありません。」と言って切ろうとしだが、
相手もセールスのプロ「どちらへ引っ越されるんですか?
引越し先でも注文していただけますから・・・」と引下らない。
しかし
「どちらって、実家ですけど・・・。」
と、言ったとたん相手の声のトーンが急に低くなって
「・・・じゃあ今それどころじゃないですね・・・。失礼しました。」
と言って、あっさりあきらめて切ってくれた。
もしかして、「実家」ってことで誤解された?
ま、いいか。これからは、この手を使おう(^^;)
名札を見せてもらった。
ん??名前の上に「Physicist(物理学者)」と書かれてる・・・
論文を発表して認められる・・・などというハデな経歴、
みっちゃんに無いはずだが(^^;)?
こんなの付けてたら偽証罪に問われやしませんかね?
「学者」の前に「なんちゃって」て付けといた方がええんとちゃうか・・・?
みっちゃんは10月から出国するまでの間、東京の極地研で勤務することになった。
今月いっぱいでみっちゃんは東京、ちゅんたろうと私は実家へと引越す。
ぼちぼち荷物をまとめ始めているけど、
これは捨てようか置いておこうか悩むモノ・・・結構ある。
今回その代表が「テレビ」と「トースター」
この二つは私が独身の頃から使っていたモノ。
阪神淡路大震災の時(当時兵庫県在住)に「テレビ」は台から転げ落ち一部破損。
放送を見ることはできるが、操作しなくても勝手にオフタイマーが入って油断すると
いい場面でスイッチが切れてしまう。
「トースター」も外装がヘコみ足が一本折れている(^^;)
なので、結婚して、現在のアパートに引越して来る時も捨てようか悩んだ。
でも「使えなくもないし、新しいの買うまで・・・」
と、すぐ捨てるつもりで持って来た・・・。
すぐ捨てるつもりが・・・、もう9年経ったのか・・・。
舞鶴港に「しらせ」を見に行った。
思っていたより見学に来てる人が多くてビックリ。
砕氷艦しらせ
大きすぎてフレームに収まらない・・・
ヘリが乗ってる。
見学コースで船内を見せてもらう。
食堂。テレビがおいてあったけど、何見んのやろ?
医務室
歯医者さん
床屋さん?「タイガーカットハウス」と看板が出ていた。
「タイガーカット」→「トラ刈り」・・。散髪は自分達でするらしい・・・
「恐怖の理髪屋」の看板と「きけん立入禁止」のテープがリンクしていて、おもしろい^^;
艦橋からの眺め
みっちゃんが東京へ行って半月。
主なやり取りはメール。
新しい職場はめちゃくちゃ忙しいらしい。
メールの返事がほとんど来ない。
南極に持って行く荷物のチェックや搬出で大変なのだそうだ。
出張も多いようだ。
ここ半月で私が知っているだけでも川崎と尼崎に行っている。
みっちゃん、26日付けで「隊員候補」から正式に「隊員」に昇格(?)〜。
パチパチパチ・・って
・・・まだ、正式隊員になってなかったんかい!?
なんかなぁ。
すでに極地研で働いてるし・・・ん〜
みっちゃんが南極に行きたいと言い出してから約1年・・・( =▽=)
私が言うのも変やけど・・・、長い道のりやったのう。夫。
仕事の方は一段落ついた様子。
ぼちぼちメールも来だした。
みっちゃんが砕氷艦「しらせ」に荷物を積む作業をしながら撮影した写真等をネットで送ってくれた。
(インターネットって便利・・しみじみ )
何枚かを抜粋↓
画面右半分が「しらせ」。大きすぎて船に見えない^^; |
右の黄色い方はアンテナを立てるために地面に穴を開けるドリルだそうだ。 左はブルドーザー。除雪用かな? |
ドリルルル。キレイ、新品?→ |
「しらせ」第一観測室の室内。
大気の観測をしているらしい。しらせ航行中も観測するのかな?
←格納庫のヘリ。 |
ツボ入った(>▽<)!!押したらどうなんねやろ〜??
おまけ
南極用にとアキバで買った新しいデジカメの試し撮り。
三脚を使わず撮ったらしいけど、よく撮れてる(^^)
「南極地域観測隊員の家族への説明会」に参加するため特急と新幹線を乗り継いで東京へ。
「隊員の帰国までの日程とその間の連絡方法」等の説明を受ける。
休憩の時間、館内をウロウロしていると「V.I.P.控え室」という立て札(?)がある部屋を見つけた。
けっこう広そうな部屋。
説明会の後は南極地域観測隊員としらせ乗組員の「壮行会」。
もちろん、みっちゃんも参加する。
会うのは1ヶ月ぶり(^^;)
観測隊長さん、「しらせ」艦長さんのあいさつで始まる。
お二人とも何度も南極を経験されていて、お話はとても面白く参考になった(^^)
会場の入り口付近で突っ立っていると
「すいません。通してください〜。」と数人の団体が入ってきた。
その団体の中心で回りと違うオーラを放つお方・・・・・
つい最近、内閣改造のニュースの時、TVで見たよ見たよ(^^i)
大ボス登場だ( ̄▽ ̄)
あの広い控え室を使うお方ですね〜。
お偉いさんのあいさつの後は立食形式の「ご歓談」
みっちゃんは「妻がウケねらいでHPを作ってるんですよ♪」
そう言って会う人会う人に紹介してくれる。
紹介してくれるのはうれしいが・・
ウケねらい・・・心外やな!
壮行会では「私もブログで書いてますよ」と仰る方に何人か出会った。
(検索してみると南極関連の個人のサイトってけっこうある)
さっそく読ませていただく。
隊員の方、自ら書かれた記録や日記。
南極地域観測隊を応援するサイト・・・(ここで紹介させていただいてます)。
・・感動しました(T-T)スバラシイ・・・そうそう、これこれ、南極といえば感動!!
もっと早く読んでればよかった・・・
読んでいれば、自分がこんなHP作ろうなんて思わなかったかも・・・
もしも「南極関係」で、ここのページも同じに分類されるとしたら申し訳ない・・・。
みっちゃんの言う通り「ウケねらい」でいいっす(T▽T)
みっちゃんが撮影した「しらせ出航」の様子、
姿は写っていないが隣にいた子供が「お父さん、がんばってね・・」
と泣きながら携帯電話で旅立つお父さんと話していたそう。
思わずもらい泣きしてしまいそうな場面・・・(T-T)
最後に画面が揺れているのは、その感動的なシーンを撮ろうとした
某TV局のカメラマンに押しのけられてしまったからだそうだ^^;
みっちゃんは28日に成田空港から飛行機で出国して「しらせ」を追いかける予定。
その日まで休暇が取れたので帰ってきた・・といっても私の実家なので、
みっちゃんからすれば「帰ってきた」と言うより「やって来た」と言う方があってるかも。
みっちゃんは、私がいつもくつろいでいる部屋いっぱいにどーん
と手足を伸ばして寝転がっている。
私 「ちょい!妻の座る場所くらい空けようという気はないの!?」
みっちゃんの嵩張る体をコンパクトに畳ませて、やれやれと思いながら隣に座ると、
みっちゃんは撮り貯めしてあったアニメのDVDを見始めた。
私 「久しぶりに再会した妻とゆっくり語り合おうとか思わんのかい!?」
と怒りつつ、アニメは私も見たいので、一緒に見る。
出国前の最後の散髪。でも、みっちゃんは散髪屋さんがなぜか苦手。
と言っても「散髪」が嫌いな訳ではない。
「散髪屋さんでカットしてもらう」のが苦手なのだ。
なのでいつも私がみっちゃんの髪を切っている。
散髪屋さんでは、まず「どうされます?」と聞かれるのがイヤ。
どうって聞かれても、なんて答えたらいいのか分からんらしい。
カットしに行ってんねんから「短くして」でええと思うけど・・・
カット中の「どんなお仕事を?」「結婚して何年?」などの世間話もうっとうしいらしい。
みっちゃん 「とにかく、気い使うからイヤやねん」
気い使うのは、まちがいなく散髪屋さんの方やし・・・^^;
そういえば、外食する時も注文は、いつも私に言わせる。
職業柄、人と話をする事には慣れてるはずなのに・・・?
「南極行きたい人!」
「はい!!」
―ってためらわず速攻手を上げるくらい大胆なくせに
妙〜なトコで小心(??)というか・・。
「よそ様の国(オーストラリア)にも寄るんやから、
今回くらいプロにカットしてもろて、おめかしして行ったら?」
と、説得してみたが、みっちゃんは断固として拒否!!
なんで、「文字を書く」事と「散髪屋さんへ行く」事がこんなに嫌なんやろ???
と思いつつ、いつもより短めに念入りにカットした。
みっちゃん、いよいよ今晩、成田空港から南極へ向けて出発!
飛行機に遅れないよう、朝7時の特急に乗って行ってしまった。
私は駅までお見送り。
いよいよ1年半のお別れなのだが、
慣れない早起きをしたもんだから眠い眠い。
もう眠いったらあ〜りゃしない!!
電車が見えなくなるまで見送った・・・はずなのだが
家に帰って二度寝したら見送る時の事なんぞ、ほとんど忘れてしまっていた・・・( ̄▽ ̄i)
本人は今までの色んな思いが頭ん中ぐるぐる回って感無量の旅立ちだったみたい。
これからが本番で大変なんやろけど・・。
私は見送りも済んだことやし、あとは帰ってくるのを待つだけやわぁ♪やれやれ。
事故やらその他いろいろ心配事が無いと言えば嘘になるが、
そんなのは本人はもちろん、関係者の方々が、私の心配など足元にも及ばない位、考えてはる事
・・・なので心配はしないことに決めている( ̄- ̄)゛
某氏がメールで言ってくれたように、南極には「イケナイ遊び場」はないし、
銀行のATMもないので無駄遣いもできないし・・(と言うか、そもそもお金を使う場所がない^^;
みっちゃんは、せっかく稼いだ自分の給料を南極にいる間、使うことができないのだ。)
あ、でも、みっちゃんが南極の冷たい風に吹かれて
「なんで、コレ(私)と結婚したんやろ?」
と正気に戻るかもしれんいう心配はどーしょうもないわナ☆