すずめ米ができるまで
〜2004〜

お米と粟、稗など(種子餌)を畑を借りて育ててみました。 かなり大雑把な記録ですが、興味のある方は見ていって下さい(^^)
借りた畑は住んでいるアパートから車で3時間程かかる、決して近いとはいえない場所にあるので、 多い時でも週一の割合でしか通うことが出来ません。つまりその程度の手間しかかけてないのです (^_^;)やったことは水やりと 草刈りだけ。肥料もやってません。種まきは稲は4月26日、その他は4月18日 にしました。

お米

広さ40cm角、深さ20cmほどの発泡スチロールの箱に8分目まで土を入れ、 水を溢れるまで注いだものに種籾をパラパラと蒔きました。すずめの名前を取って 「ちゅんたろう水田」と呼んでいます。
このくらいの大きさならお庭やベランダでも出来そうでしょ?(^^)土は畑の土を使いました。

6月22日

思った以上にたくさん発芽し育ったので間引いた苗を新しく作った水田に植え替えました。 一般で言う「田植え」でしょうか?一番右側のは鶏糞(肥料)15kg入りの空袋を使ってみました。 米袋でも使えると思います。



8月1日

穂がでてきました(^^)粒が膨らみ、指で押すと中から白い汁が出てくるくらいが ちゅんたろうは大好きです。
収穫してすぐのお米なら少しくらいかたくてもちゅんたろうは食べますが 、2〜3日経ってしまうと食べてくれません。
新しい穂がまだまだ出てくるので、実った穂だけ切っ て収穫し、与えます。
ちゅんたろうは自分でうまく籾をはずす事が出来ないので、ついつい手伝ってしまいます(^_^;) 私もミルク状のお米を食べてみました。炊いたご飯とはまた違った甘味があり、シャリシャリとした ナッツのような食感でした。(だからお米の事シャリって言うのかな?そんな訳ないか・・・)



今年は猛暑のおかげか実入りがよく豊作で、10月頃まで穂をだし続けてくれました。 完全に熟してしまったお米もちゅんたろうは食べません。来年の種籾にします。



種籾用です





アワ

畑に蒔いたのはアワ、ヒエ、キビ、カナリーシード、レッドパニカム、エゴマです。 育て方など良く調べず、これまたテキトーに蒔いてみたので、蒔き時が間違っていた物 もありました。キビはアワより一ヶ月ほど蒔き時が遅いみたいです。
「きびだんご」に使われる キビとは種類が違うらしい・・・。
カナリーシードは穂をだしてくれたもののほとんど実が 入ってませんでした。これも蒔く時期が違ったのかもしれません(^_^;)
ヒエはなぜか全滅でした(−_−;)なのに住んでるアパートのプランターに落としたものが育って 穂をつけたんです。来年は「蒔く」じゃなく「あら、うっかり落としてしまったわ〜」的な 植え方をしてみよう。(て、どんな植え方?)その辺で見かける雑草のヒエ(イヌビエ)より穂は 小さい気がしますが、実の粒は大きいです。
アワとレッドパニカムとエゴマはそこそこ収穫できたと思います。

7月27日

アワです。こんなに穂をだしてくれました。



穂のアップです。市販の物と違いますね(^_^;)粒も痩せてます。





キビ

6月22日

左がキビです。右はエゴマの葉。





カナリーシード

6月22日

細長い尖がったカナリーシードの形から予想できない可愛らしい丸い穂でした。 円い鱗のようなものが重なっていて、その鱗の中に1粒ずつ細長い種が入っていました。





エゴマ

8月1日

エゴマの花です。名前からゴマの仲間かと思っていたのですが、育ててみると紫蘇 そっくりではありませんか。 調べてみるとやはりシソ科でした。収穫時は紫蘇そっくりの良い香りをたっぷり味わいました (^^)





ヒエ

10月6日

ベランダで出来たヒエの穂です。

イヌビエ(雑草ヒエ)も、ちゅんたろうは食べますが、やっぱり古くなると 食べなくなります。新鮮じゃないとおいしくないのかな?





収穫

それぞれを根元から刈りとったらまず天日干しをします。もちろん農薬など一切使ってない ので虫がウジャウジャついてます(^_^;)お日さまに虫たちを追っ払ってもらうのです。 1日くらい干した後、穂だけにして更に乾燥させます。
脱穀したら、もう一度天日干し。 カビなどが発生しないよう、お日さまによ〜く消毒してもらいます。
完全に乾燥させたら 密閉容器に乾燥剤を入れて保存します。

自家製種子餌

市販の物に比べると粒が不揃いで貧弱な感じでしょ?(^_^;)ちゅんたろうの反応は・・・

意外とおいしそうにパクパク食べてくれました!!やったー\(^○^)/
でもやっぱり不安なので (殻は立派でも中身は空とか、栄養価とか^_^;)市販の餌と半々で与えてます。





2005年6月7日

残った種籾を脱穀しました。
 すり鉢に入れ、ひたすら叩いて籾殻をはがします。やってみると以外と簡単に出来ました。
 でも、その後の籾殻とお米を分ける作業が大変でした^^;

 

炊飯器を使うほどの量じゃないので、玄米のまま鍋で炊いてみました。
 「はじめチョロチョロ、なかパッパ。ジュウジュウ吹いたら・・・」あれ?なんだっけ?
 たしかプロジェクトXの炊飯器の回で「沸騰してから10分」と言っていたなぁ?

 


 水加減も火加減も適当でしたが、なんとかご飯らしく炊けました。
 古米になってしまいましたが、思ったよりおいしかったです^^

 

 

精米時に砕けたお米もちゅんたろうにとって栄養満点の食餌になります。
 かたくても小さいので食べやすいようです。